高谷裕之はなぜあえてWKを名乗るのか?


NHBnewsでの今月のゴン格の宣伝を読んで、購入前からひそかに期待していたのが『高谷裕之&ツグト“忍”アマラ「WKの強力タッグが風穴を空ける!」』という記事だ。


よく知られているようにHERO'SやK-1系列の所属ジムを持たない選手はWK(和術慧舟會)系のジムをあてがわれていることが多い。秋山成勲宮田和幸、マルプロ勢(ルスラン・カラエフは辞めたらしいが)、そしてもちろん高谷裕之&ツグト“忍”アマラ。


HERO'Sは、(実際にともに練習してるかはともかく)慧舟會所属選手やそこで練習してる選手が多く出場して、しかもトーナメントなので可能性としては同門対決がじゅうぶんありえる。だから高谷や宮田には、一見すると所属が同じに思えないように、たとえ慧舟會系のジムで練習していてもWKと名乗らせることはないと思っていた。実際、和術慧舟會Duroジムで練習している高谷とアマラも「チームハードコア」を名乗っていた。


そういう状況での「WKの強力タッグ」宣言である。MAXの選手であるアマラは慧舟會と名乗っても何の支障もないが、HERO'Sを主戦場とする高谷があえて慧舟會と名乗るからには何か状況に変化が起こったのか?例えば「HERO'Sでは同門が多いので、WKのツテでUFCに参戦する」と名乗り出るのか?と想像を膨らませていた。


しかし記事では一切、その話題に触れていなかった。なぜ「WKの強力タッグが風穴を空ける!」というサブタイトルを付けたのだろうか?記者の気まぐれか?個人的にはすごく肩透かしを食らった気分。


こうなるとあえてWKを名乗った理由が気になってくるのだが。今のところ、想像もつかない。今後の動きの上で意味のある名乗りだったら楽しみなのだが……。